-about Kaname Takeguchi- シャープな線のなかに優しさがうかぶ作品達です。 どの器も無駄な贅肉の無いファッションモデルのように、とても薄くて繊細です。 でも、磁器のようなひんやりした空気が無い。 「信楽の土っぽい器は好きなんです。温かみがありますから。 でも、使いやすいように、重々しい雰囲気を省いてきたんです。」と。 日常生活で酷使しても耐えられ、染みにくい器にするために、磁器質の粘土を多くブレンド。 薄く形作るだけでなく、ヘラを使いロクロ目を丁寧に消してスムースにしていく。 なめしや指で角を柔らかい曲線に変えていく。 土味を出すために、ペーパーをかけ、粘土の中のツブツブを見せる、、、 いろんな工夫の末、出来上がった作品達。 カップは、内側だって、つるん。 角が無く、滑らかです。 見た目に優しいだけでなく、洗い易い。 すべての器の、その形作りにものすごくこだわりがありそうです。 一つ一つ、気に入るまで、つきつめて轆轤をまわしていそうです。 「・・・・そうですね。例えば、ここはまっすぐじゃなくちゃいけないんです。 そして、これなんかは、このカーブじゃなきゃいけないんです。」 一点一点、納得がいくまでしっかり作られた作品達です。
|