デリケートなイメージの強い陶器の器ですが、代々信楽焼を使い続けている信楽の人々は、
とても気軽に使っています。
とはいえ、綺麗なまま長持ちさせたい方は、ちょっと一手間、をお願い致します。
・・・使い始め・・・
器が届きましたら、まず、普通に洗ってくださいね。「煮出し」をリクエストされる作家さんは、
いらっしゃいませんが、衛生上の理由で、一度洗ってください、とのことです。
高台部分や口部分、ざらざらする感じが気になるようでしたら、紙やすりでこすってみてください。
・・・使い終わり・・・
とにかくしっかり乾かしてください。カビが発生して、台無しになってしまいます。
食洗器も大丈夫ですよ。(広田忠美さんの金彩シリーズは、避けてください。)
ただ、食洗器のなかで、他のものとぶつかって欠けたりしないよう、注意を払ってくださいね。
また、高台部分に水がたまっていたりして、よく乾いていないときもありますので、
気をつけてください。
・・・注意事項・・・
何度も使っていると、初めに作家さんが施している撥水加工なども威力が薄れます。
また、真っ白な器、油モノに使用する場合など、シミが心配な方は、使う前にドボンと水に漬け、
軽く拭いてからお使いください。あらかじめ陶器に水を吸わせることで、シミを防ぎます。
いろいろな飲み物に使うカップも、事前に水を吸わせてから使うと、匂いが付きにくくなります。
とはいえ、紅茶などを入れて一晩放っておきますと、跡が残ってしまいます。
その場合、漂白するか、目の細かい「よく落ちる」というスポンジなどで処理することができます。
が、あまり怠慢にしていたため、取れなかったことも。これはショックなので、気をつけましょうね〜。
圧力鍋や、蒸し器などにも使えますが、この場合は、料理中にうんと水を吸っていますので、
使用後は気合を入れて乾かしてください。
・・・余談・・・
作家さんのお家で、20年、食卓で働き続けているという粉引きの器を拝見しました。
点々とシミができているのですが、「これが好きで、これを売って欲しいと頼まれることもある」
そうです。
また、貫入部分の色が年々変化していくさまが好きな方もいらっしゃるようです。
貫入は、磁器にはない、陶器だけのお楽しみです。
器の変化を楽しむつもりで、付き合っていくのも楽しいかもしれませんね。
焼締めの器は、使いにくいという印象をお持ちの方もいらっしゃると思いますが、意外に平気なもの
です。陶器の素晴らしいところは、芸術品でありながら、日常に使えるということです。
グリーンをあしらってから料理を盛れば、更に安心ですし、気軽に使ってみてくださいね。
日常品作りを心がけている作家さんの器たちは、料理を本当に上手に引き立ててくれます。
花器たちは、草一本活けるだけでも、素敵に変身します。
どんどん使って、たのしんでくださいね。

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