福田英明作品


- About Fukuda Hideaki -

信楽の数多くの作家のなかでも食器作りに定評のある福田氏。
グラフィックを学ばれたあと、陶芸の道を選択され、有田焼の産地佐賀県にて人間国宝である
井上万二氏に師事し、ロクロ技術を磨き、その後信楽に移り釉薬を学ばれ現在に至ります。

Mika's Selectionでは、炭化シリーズのお皿と小さなアクセントになる花器、
そして、光沢の美しい酒器などを集めました。
作品はすべてモダンさと和の落ち着いた雰囲気がうまく混同し、
ちらりと個性がのぞくデザイン、質感です。

炭化シリーズのその一言では「黒」と言えない、しっとり落ち着いた渋い色は、
土と釉薬、焼成、冷却方法を研究することによって成功した発色です。
また、金属のような輝きを放っている光彩シリーズは、銅、コバルトを一切
使用せず鉄だけの釉薬を使用して生まれた輝きです。
ロクロによって形成された作品は、とても軽く、繊細なラインをしています。
どの作品も作家のこだわりと技術が行き届いた洗練されたものばかりです。

また、福田氏のスタジオ兼ギャラリーには、自らが現地に赴き仕入れてこられるタイ、
インドネシア産の布、木工品等をうまい具合に陶器と調和させてディスプレイしてあり、
信楽の伝統を継承するだけでない、新しい形の信楽焼を感じさせます。

福田氏のもとでは、現代の日常生活にしっくりと調和していく陶器が生まれています。





常に新しいことを探す福田さん。2008年2月、サンフランシスコでのギフトショーに出展。
前年には、サンフランシスコで個展、ワークショップを行い、そのろくろ裁きに
「It's a magic!」の声が聞こえたそうです。

1950年 福岡県に生まれる
1970年 日本デザイン専門学校グラフィック科卒業
1974年 佐賀県窯業試験場ロクロ科卒業
1975年 佐賀県山内町にて独立開窯
1982年 佐賀県有田町に移転築窯
1984年 神奈川県茅ヶ崎市にて開窯
1988年 滋賀県立信楽窯業試験場釉薬科卒業
1990年 滋賀県立信楽窯業試験場の嘱託となる
1992年 (財)信楽県立陶芸の森の嘱託となる
1993年 信楽町にて築窯 現在に至る