芳山作品


-About Hozan-

江戸時代からの古い歴史を誇る窯元「谷寛窯」の三代目を継承され、
活躍を続けていらっしゃいます。
彼の作品はとても繊細で優雅で、緻密さと自然な素朴さが混同しています。
どの作品も手に取った時にその軽さに驚くのですが、それは、ロクロによって
制作された作品の完成度の高さ、作家の技術の高さを物語っています。
自然にこだわった釉薬の研究、開発に熱心で、当ショップでご紹介している
芳山氏の作品は、すべて独自に作られた釉薬を使用したものです。
(釉薬の開発にかかる手間と作業をうかがった時には、驚きのあまり声を失いました!)

作品に浮かぶ繊細で柔らかな色や柄は、釉薬を流したり、浸したり、刷毛やスポイトを
使用したりと様々なアーティスト的なテクニックが駆使されているだけでなく、
土の選定から始まり、土、釉薬の成分をそれぞれに調整しながら、ベストな土と釉薬の
相性を編み出すという手間と経験、そして、科学者的な知識、作業から生まれたものです。

それぞれの作品の完成には、釉薬・土それぞれの状態、性質、火の加減、湿度や
気温などあらゆるものが関係しており、彼の作品のなかには量産できるものはありません。
どの作品も一点ものです。まったく同じものは存在していないのです。

一つ一つが大切に作られているものだからこそ、
一つ一つに素敵な名前がつけられています。
そして、その優しく深みのある色、端正な形、作品一つ一つに
作家の人柄が現れているようです。
手のぬくもりがそのまま伝わる作品達です。

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陶房には、ギャラリーが併設されています。
こちらは、奥様がきりもりされているのですが、いつも素敵なディスプレイです。
写真はこちらにすこし。
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  展示会風景
二人展 「えにし」 於:東大寺・奈良 (11.1, 2006 - 11.5, 2006)
芳山氏の恩師であり、陶芸へのきっかけを与えた故・上司永慶師の書との素晴らしいコラボレーション。
大盛況の展示会でした。



谷井芳山
1953年 奈良県に生まれる
       1975年 大阪芸術大学工芸科陶芸専攻卒業 信楽焼窯元にて2年間研修
1981年 弓仁陶房設立 開窯 (雨季窯)
1983年 谷寛窯(三代目継承)芳山と号す(東大寺上司永慶氏命名)
1992年 夢工房設立
1999年 東大寺第215世別當、上司永慶大僧正晋山式に信楽の火色を焼き上げ 茶碗800ヶ製作
2000年 穴窯築炉・初窯、「炎舞R燿窯」と命名
    樽材を燃料として焼くための穴窯築炉・初窯 「オーク窯(0809窯)と命名」
2002年 穴窯緋色築炉 The Ceramic Surface に掲載される(信楽緋色大皿 Night Sky)
2003年 第一美術展入選、京都市長賞受賞(東京都美術館、京都市美術館)
     京都大徳寺聚光院、焼き締め大皿(無心)納める
2004年 第一美術展第75回記念展佳作賞受賞(東京都美術館)