作品は、ご注文いただいた後、陶房より取り寄せる場合が殆どです。
少しお時間頂きます。





-----「日野椀復興を目指す」北川高次さんの漆-----
  
自慢は、食器洗機が使えること。
本物の漆だけを刷毛でしっかり塗っていくから、剥がれない。
新技術によって生まれた純度の高い漆を使うから、より強くなる。
20年以上、木を扱ってきた北川さんだから、器に最適な木材選びにも
十分な研究がなされています。

    (幼稚園等でも毎日使われています。)

色を施した漆は、年月と共に、少しずつ透明になってきます。
だんだん、木目が現れてきたり、下地の色がでてきたり、
そんな変化を楽しむことができます。

器は熱くなりにくく、おつゆは冷めにくい。
保冷性もあり、器の中の氷は溶けにくい。
漆の器には、たくさんいいところがあります。
だからこそ、毎日使える器にしたい、、それが北川さんの想いです。

生木を3回程に分けて削り、その都度乾かし、そして塗りは5回から8回。
一つの器ができるまで、最低でも3ヶ月はかかるそうです。

「手間を惜しまず真面目に作ってきたら、良いものが出来上がりました。」

江戸初期に栄えた滋賀県日野町の「日野椀」。
その後、すっかり途絶えてしまった伝統を、今、一人復興させるために
漆と向き合う北川高次さんの作品達です。
 

------もっと知りたい「日野椀」の漆器------
 
真ん中の赤い小さなお椀は、江戸時代の日野椀です。(レプリカ)
小さめのお椀で何杯もおかわりする、、、これが当時のスタイルだったそうです。
近江商人が全国へ売り歩き、大いに栄えた「日野椀」なのです。

漆でお化粧してもらう前の器たち。

端正なこの器になるまでに、3ヶ月。 手順は・・・・
 1. 生木を粗彫りし、乾燥させる(一月以上)
 2. 1センチほどの厚さで中彫り。そして、乾燥。
 3. 本彫り。そして、乾燥。
 4. 最後に本彫り。 

そして、塗りに入ります。
特製ケースで乾燥中。
塗りが完成するまでには、10日ほど掛かります。
手順は・・・・
  1. 捨て塗り。  
    木は一気に漆を吸い込みます。この段階でも惜しげもなく、本物の漆を    
    使います。
  2. 研ぎ。     
    サンドペーパーで研ぎます。木の表面を毛羽立たせ、傷をつけることで    
    次の塗りが馴染むのです。
 3. 錆び付け。  
    漆と石の粉を混ぜ合わせたものを木目にしっかり刷り込んで、目止めと    
    下地作りです。
  4. 研ぎ。
  5. 錆押さえ塗り。
  6. 研ぎ。
  7. 下塗り。
  8. 研ぎ。
  9. 中塗り。
10. 研ぎ。
11. 上塗り。 

いろいろな漆を全部で6回重ねています。
そうして、塗りか完成してから、一月、乾燥させてから、出荷となります。
出来たてのおわんは、とってもしっとりしています。 


こんなお椀でいただくお味噌汁は、格別です。